第24回(平成23年度)から適用する出題基準
 
 第24回試験から、介護福祉士国家試験が大きく変わります。

 まず、筆記試験については、これまでの13科目から11科目になり、科目名も次のように変更されました。
   

  1.人間の尊厳と自立
  2.人間関係とコミュニケーション      
  3.社会の理解
  4.介護の基本
  5.コミュニケーション技術
  6.生活支援技術
  7.介護過程
  8.発達と老化の理解
  9.認知症の理解
  10.障害の理解
  11.こころとからだのしくみ
   


 上記11科目は、これまでの13科目の内容を引き継いだものもあれば、あらたに学習しなければならないものもあります。しかし、いずれも介護福祉士に必要とされる知識・技術ですので、しっかり学習しておくことが必要です。出題基準は、 財団法人社会福祉振興・試験センター のホームページに掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。ただし、合格基準はまだ発表されていません。

 次に出題数ですが、こちらはこれまで通り全120問とされています。しかし、どの科目で何問出題されるかまでは発表されていません。
 出題形式については、○×の組み合わせ問題ではなく、五肢択一問題になる(であろう)ことが発表されています。ここ数年の試験をみても、○×の組み合わせは確実に減少しており(第23回試験では、すべて五肢択一問題でした)、第24回試験でも、「適切なもの(正しいもの)」「不適切なもの(誤っているもの)」を1つ選ぶ、という形になることが予想されます。

 また、昨年、厚生労働省から出された「 今後の介護福祉士国家試験における難しい用語の取扱いについて 」のなかで、外国人受験者への配慮として、難しい表現については、易しい用語に置き換えること、疾病名については英語併記すること、などが発表されていましたが、これは第23回試験からすでに実施されており、当然、次の第24回試験にも反映されることでしょう。

 このように新しい国家試験については、まだ分からない部分もあります。しかし、すでにお伝えしたように、新科目の具体的な出題基準については、財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに掲載されているので、これからの受験勉強のためにも、ぜひチェックしてみてください。